会員報告09

臨床美術講座のご報告


3月20日に伯耆町にて「金色屏風絵」のワークショップを開催予定でしたが、中止となりました🙏
今はなかなか大人数でのワークショップ実施が難しいですが、今回の新型肺炎感染拡大の件で何気ない日常がどれほど幸せだったのか、また、笑顔でいられる環境がどれほど重要かを感じました。
また、心が喜ぶアートは家でも続けられる、家族でも楽しめる、その良さも再確認しました。
少し前になりますが、会員さんの現場のご紹介です。

とりくも会員のオオタです🎨

以前、伯耆町にて「金色屏風絵」のワークショップスタッフとして参加しました。
案内のディスプレイには、屏風の前にお雛様を飾り
皆さんをお迎えしていました。

臨床美術初体験のお子さんから
毎度参加してくださっている親子まで参加されました。

指先に水をつけて紙を湿らせていく、穴を作る作業は
まるで障子に穴をあけるときのように
わくわく感とうしろめたさを感じる瞬間です。

色鉛筆で思い思いの色や線や形をつないでいきます。
中には色鉛筆を何本かまとめてもって描く姿もありました。

「楽しかった~」
「ここが好き」
「見て~」

ゆっくり進める子がいても作品が出来上がれば
「慎重にじっくり取り組めていたね」
と保護者さんから声をかけられていることも。

最後にお雛様の背景に金屏風を飾ると
その顔には満足感にあふれた表情が浮かんできます。

臨床美術の場でいつも感じることですが
この日も喜びを感じる1日になりました。