カボチャの墨絵
とりとくも会員の森下です。
先月も江府のまちなかサロンにお邪魔しました。
プログラムは『カボチャの墨絵』講座が始まる前から、たくさんのカボチャのエピソードを聞かせてくださいました。
「戦時中は、このカボチャをたくさん植えて、食べてました。このかぼちゃに助けられましたよー。」
と教えてくださったり、畑をしておられる方も多く、
「カボチャのツルは山まで登っていくだけんなぁー。」
「ツルを切ってやらんとカボチャが小さくなって、美味しいかぼちゃができなくなるんですよ。」
色々な話しをして…制作がスタートしました。
スタートすると「コレで描くですか?」と、アルミホイルを不思議そうに持っておられました。そうですよね、臨床美術は、普通ぢゃないです。だから、楽しい。
カボチャの特長をよく見ておられ、細かく線を描いておられたり、色の変わった所を削って表現しておられました。
丸くて優しさが溢れんばかりのカボチャもありました。食べてみたいな〜。
「ワシは上手いこと描けれんだけん。」
と、言っておられた方も熱心に私の話を聞きながら、ご自分の作品と向かい合って仕上げられました。
鑑賞会になると皆さんの作品を笑顔で見つめておられました…温かい眼差しです。
いつも何かを言われるわけでもないですが、丁寧に丁寧に…作品を仕上げてくださる方がいらっしゃいます。
話しかけるとこの日もニコニコして笑顔を届けてくださいました。いつも(あたたかさをもらいながら、元気をもらって会を進めているのです。)ありがたいです。
作品は、江府町の文化祭に展示していただきました。
みなさんとても輝いていましたよ!今回もありがとうございました。